2009年11月6日金曜日

Eucalyptus を活用したクラウド環境構築

クラウド研究会で「Eucalyptus を活用したクラウド環境構築」という講演を聞いてきました。


以下、トークのメモ。全く整理されていませんが。。。
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- Iaas を実現する Amazon EC2 と互換性を持つオープンソースソフトウェア
- プライベートクラウド構築用
- Amazon EC2 互換とのインタフェースを持つメリット
- API 互換なため、ハイブリッドクラウドの実現が容易に
- RightScale は Amazon EC2 と Eucalyptus 双方に対応
- ライセンスは GPL v3
- 2009/11/05 現在のバージョンは V1.6.1. 09/1/1 の Amazon EC2 の仕様を満たす
- v1.5.2 のバグなどは fix. CLC と CC を同じノードに同居しなければいけなかったが、
   v1.6.1 では解消された
- v1.6.1 は 1.x では最終。これからは 2.x
- Ubuntu 9.10 に Eucalyptus が含まれている
- Eucalyptus の構成
- 3レイヤからなる。
- CLC, (Cloud Controller), CC (Cluster Controller), NC (Node Controller)
- CLC (クラウドコントローラ) :
- 下位のコントローラを制御するスーパースケジューラーみたいな位置づけ
- 簡易的な GUI を提供。ElasticFox から操作可能. ユーザーが VM を作る。IP アドレスが返ってくる
- インタフェースは SOAP, REST をサポート
- CC (Cluster Contoller)
- NC の状態監視 (NC の CPU コア数、メモリ使用量、ディスク使用量)
- スケジューリング .
状態監視につき、インスタンスをどの NC で実行するかを選択
以下のノード。GREEDY(順に割り当てる), ROUNDROBIN, POWERSAVE (VM が立ち上がっていないノードは落とす)
- 1秒単位で NC のリソースステータスを確認している。NC のスケーラビリティ
(Q) NC の数はスケールするか?
- SC というのがある: Storage Contoller: Walrus からイメージ、データを配る

  - NC (Node Contorller):
- insutans (VM)を管理する
- Hypervisor は KVM や Xen をサポート
- 6台、96VMぐらいまでは行ける?と、海外のベンダーは言っていた

- Walrus : Amazon のストレージサービス。S3 と互換性を持つ
- インスタンス(VMのイメージ)をマシンイメージの保管場所

- EBS (Elastic Block Store): アプリケーションやデータを保管する

- CLC, CC の負荷が高い。CLC からイメージ(数GB) がNCに配られ, かつ NC から CC, CLC へネットワーク
 が流れるので、非常に負荷が高い

- プライベートクラウド検証環境の検証
- Xen CentOS 5.3 を仕様
- Eucalyptus のモード. SYSTEM, STATIC, MANAGED, MANAGED-NOVLAN. =-> MANAGED モードを使用
- 1.5.1 スイッチポートでタグVLAN をサポートする必要があった

- v1.5.1 で発生した問題点
- MAC アドレス重複による不具合。
- CPU コア数がインスタンス数の上限? Xeon 4 core, だと4インスタンスだったが、
 Eucalyptus の設定ファイルで、その上限値を変更可能
  - EBS の不具合
- CC がいなくなると、NC の情報がすべてなくなる。冗長化できない。
- 課金の機能などもない。
- v.1.6.1 で一部は解決

- CSK システムズ社で、Eucalyptus をらっぷんぐした自動化基盤 (PaaS)を開発
- Web ブラウザ上から、仮想マシンの追加、削除、起動、停止、仮想マシンの一覧表示を行う
- Web 3層構造 Load Balancer,Web サーバー, DB サーバーを作る
- それぞれのVMインスタンスを用意し、それを追加し、各仮想サーバーを起動
- 外部 Disk (EBS) をアタッチする
- AppScale (Google App Engine のクローン?)が存在

- 最新バージョン v1.6.1
- 複数クラスタ環境をサポート
- Dynamic DNS をサポート。
- オープンソースの監視ツールでステータス確認が可能に。Ganglia と Nagios

- Eucalyptus での開発環境での活用を促進させる

- クラスタ単位は、VLAN という単位。管理の単位

- EMI (Eucalyptus の仮想イメージ)と AMI (Amazon 用) との互換性はない、変換ツールはない

- SLA は保障されるのか? Eucalyptus だけでは無理
- Eucalyptus のみでは商用化は難しい。何か加えないと駄目
- Monitoring の機能とかは商用レベルではない

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