クラウドだと、なぜ DHT のような技術が必要なのでしょうか?「RDB (Relational Database) は 1CPU 毎にライセンス料がかかるため経済的にスケーラビリティがない」、「RDB だと画像などの非構造化データを扱いにくい。かつ関係データベースのような表ベースで管理しにくい」、「RDB はディスクベースなので、パフォーマンスが出ない」 等の問題が考えられます。
1番目の問題は当然オープンソースの RDB 製品を用いることで解決できます。Google は、あまり知られていませんが、MySQL のヘビーユーザーと言われています。2番目の問題は、Google の BigTable という技術などで解決できます。3番目の問題は、昨今 SolidDB などの製品で、オンメモリ上で RDB を実現する製品が出ており、解決できます。
というわけで、DHT ではなくても、代替の手法が存在するわけです。また、DHT のスケーラビリティの規模が必要なサイトがどのくらい本当にあるのでしょうか? プライベートクラウド、パブリッククラウドという造語があるとしたら、DHT はどこをねらっているのでしょうか?いろいろ疑問が沸いてきます。もちろん、技術的には範囲指定ができない等の問題が存在していて、チャレンジングなのはわかります。
最初の Motivation をしっかりと定めることが、良い研究と言えると思います。IBM の大和研究所の元所長であり、日本IBM の役員でもあった内永さんがおっしゃられたのは、「研究と趣味は表裏一体にある」という言葉です。あなたが、この1年やってきた研究は「趣味ですね」、なんて言われたとしたら、悲しいことですよね。これは是が非でも裂けたい。
とにかく、重要なのは、「趣味」にならないために、研究の実作業を始める前、徹底的に、その研究は意味あるか?、新規性、実用性、進歩性があるか?を自問自答することですね。
最初の Motivation をしっかりと定めることが、良い研究と言えると思います。IBM の大和研究所の元所長であり、日本IBM の役員でもあった内永さんがおっしゃられたのは、「研究と趣味は表裏一体にある」という言葉です。あなたが、この1年やってきた研究は「趣味ですね」、なんて言われたとしたら、悲しいことですよね。これは是が非でも裂けたい。
とにかく、重要なのは、「趣味」にならないために、研究の実作業を始める前、徹底的に、その研究は意味あるか?、新規性、実用性、進歩性があるか?を自問自答することですね。
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