2009年6月11日木曜日

DSMS と GPU との相性

本日は GSIC にて GPU 講習。松浦君、森田君、B3 の老木君、そして鈴村が参加。有益な一日になってくれたことを期待します。

 少し冷静になって、DSMS と GPU との相性を考える必要がありますが、計算が比較的軽く、低レイテンシが必要なアプリケーションは、CPU と GPU のデータ転送のコストがネックとなるため、向かなさそうです. アプリケーションの種類としては 以下のA~D がありますが、B, C が DSMS に向くのでしょう。

A) 計算が軽い。低レイテンシが必要
- 例) アルゴリズムトレーディング。1msec のレイテンシを争う。
B) 計算が軽い。レイテンシはそこまで重要でない。
- 例) 株の移動平均線
C) 計算が重い。レイテンシは低い方がよい
- 例) 画像解析、音声解析. 異常解析(O(N^3) の固有値問題などを解く等)
D) 計算が重い。レイテンシはそこまで重要でない
- DSMS である必要がない。従来のバッチ型処理で良い

アプリケーションによって、要求するレイテンシがある程度決まっていると思うので、実行時にそれを指定して、その範囲内で、CPU と GPU の実行をバランスさせるのも面白いです。

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