2009年5月28日木曜日

新たなハードウェアを活用した研究の価値はどこに?

ソフトウェア分野において、未来永劫続くであろう研究テーマは、新たなハードウェアを活用したソフトウェアの研究であろう。 昨今、GPU, Cell やSSD を用いた研究が流行っているが、この種の研究の価値はどこにあるのでしょうか?

一つ冷静に考えないといけないことがあります。「単にそのハードウェア上に実装した(ポーティングとも言える)」では駄目。なぜなら、そこで得られた効果はそのハードウェアの賜物であるから。

研究とは、そこに世の中にとって役に立つような技術的な新発見、知見があって始めて価値が出てきます。

例えば、

「XX (新規ハードウェア)には○○の特性があり、普通の使い方では十分な性能が得られない。これを解決する技術として■という先行技術があるが~の欠点が存在する。我々は、これを解決する△という技術を導入し、~% の性能向上を達成した。」

というようなことが言えれば、ちゃんとした研究になりますし、査読つきの論文にもちゃんと通るようになります。

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