2009年8月7日金曜日

Amazon EC2/S3 互換システム Eucalyptus

Eucalyptus の論文を読んだ。リサーチとしての貢献に関して、新規性、実用性、進歩性を考えると、新規性、進歩性は低いが、実用性は突出している。恐らく、今後多くの論文に引用されるであろう

- API は REST または SOAP
- Xen ベース。VMWare, KVM は今後サポート。
- クラスタ内はもちろんのこと、複数のクラスタ上にクラウド環境を構築するような設計になっているのが特徴的
- Walrus が Amazon S3 にあたるストレージサービス。VM Image の管理やアプリケーションデータの格納場所として使用する

あと、一番気になったのは、DSMS を クラウド環境上で稼動させたときに、VM Image 間で通信を頻繁に発生させるようなケースがあるが、Eucalyptus では、native のネットワークドライバをたたいているため、仮想化のオーバーヘッドが低いと主張している。ここも良い。

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