2010年1月3日日曜日

StreamAR における技術的チャレンジを考えよう

 石井君が StreamAR (Augmented Reality) に興味を示してくれたので、本プロジェクトを立ち上げる前に、技術的チャレンジや関連技術、関連研究についてまず調べていきましょう。

 3次元仮想デジタル空間 SecondLife の急激な失速を見ると、ビジネスモデルとして企業及びエンドユーザーにとってメリットがない限り、セカイカメラのような拡張現実の成功もないと思うので、2010年が勝負の年なのではないかと思います。そもそもユビキタスコンピューティング(IBM は Pervasive Computing と呼んでいた)が10数年前から提唱されてきましたが、ここにきて似たようなモデルが再び脚光を浴び、少しばかり現実的になってきたのは、その世界を支えるインフラ(ネットワークやデバイス)が整備されたからに他ならないのは言うまでもないでしょう。
 
 もし、これらの拡張現実のモデルが世界の標準になった暁に必要になるソフトウェアのインフラ技術は何でしょうか? 現在流れているデータ量が10倍、100倍になったとき、従来の分散処理技術、アルゴリズムで実現できないことは何でしょうか? ストリーム処理技術が必要不可欠な場面はどこでしょうか? 

 まずはセカイカメラでも良いですが、一つ拡張現実を実現するシステムの reverse engineering をして、現行のシステムの鳥瞰図を作るところから始めてみましょうか。

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