2010年1月9日土曜日

StreamAR ミーティング

 とりあえず、第1回目ということで石井君と少し Brain Storming をはじめました。まずは、1ヶ月程度 で、AR においてどのような点にフォーカスして研究するか、実装、および実装するデバイス等に関して議論し、プロジェクトとしての全体構想を2月中旬ぐらいにまとめて研究室の皆さんに話してもらおうと思っています。

 WWW2010 (World Wide Web) など最近の国際学会の傾向を見ると、巨大な実データを持つ Google, Yahoo などのデータ解析論文が台頭してきていますが、プロジェクトとしての方向性としては、自分達で AR のセンサーを構築・公開し、センサーを大量に受ける基盤を作ってしまうことが重要かと思います。当然、サービスを公開しトラフィックが増えると、東工大ネットワークに対して多大な負荷をかけてしまうので、その際には Amazon EC2 /S3 などのクラウド上でデータを受けるサービスを Elastic に稼動させていくことが重要になっていくでしょう。

まずは、本格的なプロジェクト開始に向けて、以下のような調査をまずは行っていきましょう。

1. セカイカメラなどの既存 AR システムの調査
  • 現在、どのようなことができるか?テキスト情報の他に、音声や画像なども付加できるか?
  • セカイカメラの他にどのような AR システムが世の中に存在するか? 日本の事例、世界の事例
  • どのようなシステム構成、ソフトウェアアーキテクチャで作られていると推測するか?
2. 既存 AR システムの問題点とあるべき姿の提言
  • どのような問題点があり、どのように解決すべきか?
    タグ情報の乱立によるユーザーインタフェースの欠如、情報の信頼性の欠如、パフォーマンスの問題など)、実装のデバイスへの強い依存性 (iPhone は ObjectC, Android は Java ?)
3. スクラッチから AR を構築するとして必要な要件の調査
  • スクラッチから作る際のソフトウェアアーキテクチャおよび必要なコンポーネント
  • 既存の AR Toolkit に関する調査。どこまで実現できているか?
  • AR のデバイスの選択。iPhone , Andoroid or others ?
  • 仮に iPhone を仮定して, First Step としてどのようなアプリケーションを作るか? (iPhone を研究経費で借りれるかどうかは、鈴村が交渉中だが難しいかもしれない)

0 件のコメント:

コメントを投稿