2009年7月23日木曜日

産総研

 本日は、産総研の秋葉原オフィスにて Ninf の15周年記念ワークショップというものに参加してきました。Ninf はグリッドのような広域ネットワーク環境上(高遅延かつ低セキュリティ)で RPC (Remote Procedure Call) を実現するミドルウェアであり、我が国の重要なグリッド研究成果の一つとも言えます。

 久しぶりに、産総研の研究員の方々とお話しする機会があり、ストリームコンピューティングの議論もしてきました。参考のために、そのフィードバックをしておきます。
- ストリームコンピューティングにとって、汎用的なプログラミングモデルは本当に必要なのか?極端に言えば、すべてUDOP(コールバック関数とも言える)として実装することになるのでは?
- StreamDNA は、画像認識だけではなく、2次解析(Smith-Waterman 法のGPU版)のストリーム化までやって初めて研究的な価値が出るのでは?また、StreamDNA のリアルタイム性はシビアではないのでは?
- Load Shedding にこそストリームコンピューティングの本質があるのでは?世の中のアプリケーションとして、どんなタイプのアプリが Load Shedding を許容するかを分類すべき
-ストリームアルゴリズムなどOne-path のアルゴリズムのみを対象としているのか?必ずしも、One-path だけではなく、ある程度のバッファリングは許容する
- awk はストリームエディタと言える。


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