2009年10月15日木曜日

ミドルウェア屋の任務

 国立情報学研究所の佐藤先生の「クラウド時代の到来でコンピュータサイエンスは終わった」(URL) というセンセーショナルな記事がありますが、佐藤先生が言わんとしているところは、情報科学は、社会の現実社会の問題をちゃんと解く研究をするべきだ、ということを言っています。これは正に念頭に置くべきで、我々ミドルウェア屋さんの任務は、それらの要件を徹底的にまずは調べて (インタビューしたり)、それを汎用化したときにどのようなソフトウェア処理系が必要か、プログラミングモデルが必要かを考えることです。なので、最近停滞気味ですが、前、楽天に行ったようにいろいろなユーザーの声を聞いていきたいと思います(研究に支障のない程度に)。

 このように、 現実的なアプリケーションを見据えた処理系の拡張、および性能最適化を行っていくことが極めて重要であると感じるので、この1、2年は実際のアプ リケーションを Twitter だけでなく、他にも増やしたいと思います。ただ、バイオの例にあるように、我々がアプリケーション分野にどっぷり漬からないことが味噌かもしれません。どちらかというと、ユーザー(アプリケーションの知識を持っている人)をこちらのミドルウェアを使ってもらうというスタンスがベストですね。

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